株式会社日本ブレケケ(本社:東京都豊島区、代表取締役:山出 晋)は、世界的なデファクトスタンダードになりつつあるIP電話機設定を自動化する仕組み『プロビジョニング』をBrekeke PBXの標準機能としてバンドル提供を開始しました。8月4日以降にリリースされたBrekeke PBXの最新バージョンから利用できます。
■『プロビジョニング』について
プロビジョニングとは、IP電話機の設定をプロビジョニングサーバーに設定しておき、IP電話機にはプロビジョニングサーバーを指定するだけで、ネットワークに接続すると自動的に電話機の設定を行う機能です。オート・プロビジョニングとも呼ばれることもあります。
世界の主なIP電話機メーカーはほとんどこの機能を実装して販売しており、日本国内のメーカーでも対応が始まっています。
■『プロビジョニング』の目的と機能
IP電話機はそれ自体がIT機器であるため、非常に多くの設定項目があり、また、電話機のSIP IDをはじめとして電話機毎に設定を変える必要があるため、IP電話システムを構築するインテグレータにとってはIP電話機の設置工数が大きな負担となっています。また、保守の際にも、交換保守用IP電話機に故障した元の電話機と同じ設定にして入換えるために現地にエンジニアが行く必要があり、全国規模の電話システムでは保守コストがかかります。
・プロビジョニングサーバーに各電話機の情報を設定すると、電話機をネットワークにつなぐだけでその電話機に必要な設定が自動的にインストールされます。
・電話機のアドレスがわからなくても、電話機をネットワークにつないで、プロビジョニングサーバーにデータ要求が来た時点で、その電話機が何処に設置されたのかの連絡を貰えば、必要なデータの紐づけを後から行うことができます。電話機のアドレスを調べる必要がなく、保守時には電話機を送ってお客様にネットワークにつないでもらうだけで入換えができます。
・端末を設定するエンジニアが、端末のパスワードやSIP認証のパスワードを直接端末に対して設定する必要がなくなるため、パスワード漏洩によるIP電話システム乗っ取りの危険性を減らすことができます。
・電話機全部の設定を入換えるのではなく項目毎の設定をリモートで変更できます。
■ Brekeke PBXの『プロビジョニング』について
『プロビジョニング』はIP電話機を製造するメーカーから提供された専用のプロビジョニングサーバーを使うしかありませんでした。Brekeke PBXにマルチベンダーのプロビジョニングサーバーを内蔵したことにより、利用するIP電話のメーカーが混在しても複数のプロビジョニングサーバーを用意する必要がありません。既存のIP電話機を異なる製品に入換えることも簡単にできるようになります。
・IP電話機のメーカーや機種に制限がなくなりますので、部門ごとに必要な機能で異なるメーカーの電話機を選択しても運用の手間がかかりません。
・クラウドサービスで各テナント毎に好みや必要な機能が違う場合にもフレキシブルに対応ができます。
・プロビジョニングサーバーをタイマーで自動停止する機能があります。電話機の入換えなど、管理者が許可した一定時間以外は端末からのデータ送付要求を拒否するため、プロビジョニングサーバに対しての攻撃の機会を最小限にすることができます。
■会社概要
商号 : 株式会社 日本ブレケケ (英語名: Brekeke Japan, Inc.)
設立 : 1999年12月
所在地 : 〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-36-10
代表 : 代表取締役 山出 晋
事業内容: SIPサーバサイド技術の研究開発
IPコンタクトセンター・パッケージの開発・販売
IP電話関連パッケージソフトウェア販売
コンサルティングの提供、IPコンタクトセンター構築支援
プレディクティブ・ダイヤラーの開発
テレカン君(無料電話会議サービス)の運営
URL : http://brekeke.jp/